立浪和義監督(53)が率いる中日の来季のヘッドコーチ人事に暗雲が立ち込めている。
現阪神ヘッドコーチであり、立浪監督の盟友の1人でもある井上一樹氏(51)の横滑りが有力視されていたが、ここに来て「最低1年は先送りするのではないか」との観測が浮上した。
かねて落合英二ヘッド兼投手コーチ(53)は野手が専門外のため、投手コーチに専念したいとの意向があるという。
中日のヘッドと言えば、立浪監督が昨オフに就任した際、元ヤクルトの宮本慎也氏(51)の招聘を断念しており、監督に次ぐ「ナンバー2」の座は鬼門の様相を呈している。

そして何よりも中日の現状で、そもそもヘッドの必要性を感じていないチーム関係者が少なくないというのだ。

「監督は京田(陽太)と周平(高橋)を評価しておらず、積極的に他の若手を起用している。
この間(8月下旬)は(正捕手の)木下拓哉を不可解なタイミングで2軍落ちさせており、他選手も“次は自分の番かもしれない”と戦々恐々としている。
監督は自分が専門の野手の取り扱いに関しては独善的で、ヘッドがいなくてもチームは機能すると言わんばかり」(前出の中日関係者)

 この関係者は、就任前から立浪監督の「独裁」や「恐怖政治」を予期していたという。

「(元監督の)落合(博満)さんも(立浪)監督の適性には疑問符を付けていた。慎也も見抜いていたからこそヘッドを受けなかったのではないか」

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