福岡5歳児餓死、“ママ友”が“母親”をク倉リ価学会に勧誘 宗教上の“上下関係”も影響か
https://www.dailyshincho.jp/article/2021/03131056/?all=1

一心不乱に“念仏”を
 子は親を選べない。だから親の身勝手な振る舞いで、子の命が蔑(ないがし)ろにされてはならない。この道理を外れた事件が起きた。当の親が他人に洗脳され、我が子を死に至らしめたのだ。母親を支配していたママ友は、なにかにつけて自身が「学会員」であることを吹聴し……。

「倉リ価学会に入っていました」
 碇容疑者も学会への入信を勧められた可能性があるが、地元の古参学会員に尋ねると、

「赤堀さんは熱心ではありませんでしたが、たしかに学会員です。でも、碇さんは違うと思うのですが……。学会が取り仕切る学会葬なども行いませんでしたし。赤堀さんが香典は学会に渡したなどと言っているならそれは嘘。うちでは香典を持って行かない決まりですから。学会の名前を使って周囲を騙しているのでは」

 だが、碇容疑者の代理人弁護士に確認したところ、

「赤堀氏に勧められて倉リ価学会に入っていました。現在は退会済みです」

 ママ友としての“主従関係”に、学会員の上下関係が加わった。碇容疑者が、亡くなる間際の翔士郎ちゃんに唱えていたのは学会の「お題目」だったわけである。