愛知県警中署は14日までに、名古屋市中区のホテルに乳児の遺体を遺棄したとして、死体遺棄の疑いで、いずれも住所不定、無職の石橋結斗(21)と飯田果名美(20)の両容疑者を逮捕した。同署によると、乳児は自分たちの子供だとし、「(育てていく)お金がなくて、どうすればいいか分からなかった」と容疑を認めている。

逮捕容疑は共謀して7月ごろ、名古屋市中区のホテル「名鉄イン名古屋錦」に乳児の遺体を遺棄したとしている。

両容疑者は5月下旬から7月下旬まで現場のホテルに長期滞在。遺体は9月8日、布にくるまれ袋に入った状態で、2人が宿泊していた部屋の天井裏からつながる配管スペースで、ホテルの従業員が見つけた。

司法解剖の結果、遺体は女児で、死後1~3カ月程度が経過。妊娠9カ月前後に生まれたとみられるが、死産だったのか、生まれた後に死亡したのかは分かっていないという。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022091400993&g=soc