>>559
たとえば、「前にいる2頭は同じような能力だから、似たようなタイミングで下がってくる可能性がある。どちらかが早く下がってくれば、そこにスペースができるけれど、2頭がいっぺんに下がってきたら壁になる」という展開が見えていたとします。それを避けようと思ったら、後ろに下げて外に出すしかないわけですが、そんなロスのある競馬をしていては、そのときの騎乗馬の能力では絶対に勝てない。

 いっぽうで、このまま行けば9割の確率で詰まるだろうというレースでも、思ったより隊列が動いたり、思ったよりレースが流れたりして、1割はスペースができる可能性も残っている。だとしたら、僕は勝てる可能性が残されたその1割のほうを選択します。結果、「やっぱり詰まったね」となるケースのほうが多いわけですが、勝つ可能性のある選択肢を残すために、それはもうどうしようもないと僕は思います。

偉大な先輩は馬群に入ってそう
詰まるかどうかは知らん