「職員がコンビニの前でソフトクリームを食べています」――。先日、東京都のある区役所に1本のクレーム電話が届いた。このクレームがあった事実をSNSで明かし、「昼休みだから問題ない」と訴えた区役所職員の投稿が、大きな反響を呼んでいる。公職に就く人々にことさら厳しい視線を向け、問題だとみなせば役所に“通報”する――。「公務員であればどんな要求を突きつけてもいい」といった、誤った考えを持つ人が一部にいる実態が浮かぶ。

 区役所にクレーム電話が入ったのは9月12日午後1時30分頃のこと。告げ口をするような口調だったという。職員が業務をさぼっていると勘違いしたのだろうか。

 クレームを指摘された職員は、区役所の出先機関に勤務する投稿者の友人で、この日、友人は「昼当番」を終えて午後1時から休憩を取っていたという。