地域航空会社フィールエア、国際線就航の構想 鳥取から東アジアへ
https://www.asahi.com/sp/articles/ASQ956WZZQ95PUUB004.html

 鳥取ガスの児嶋太一社長が設立し、2024年の就航をめざす地域航空会社フィールエアホールディングス(HD)は、米子、鳥取両空港を発着する国際線を展開する構想を明らかにした。時期は未定だが、ソウルや台北、上海、香港といった東アジアが就航先の候補だという。機材はエアバスA220(座席数110~130)を想定している。

 フィールエアHDは7月、成田を拠点に花巻(岩手)など東日本の地方都市を結ぶ国内路線を24年に設け、西日本も鳥取を拠点に26年以降に就航させる計画を表明していた。

 同社は今月5日、平井伸治知事に計画を説明。会長を務める児嶋氏は「疲弊している地方を活性化するため、地域航空会社を丁寧に作り上げていく。鳥取は西日本の戦略地域の位置づけだ」と述べた。また、井手秀樹社長は、西日本での国内線の就航時期を早めることも検討していると明らかにした。平井知事は「夢のある構想で、県も協力させていただければ」と期待を寄せた。