ヤクルトの村上宗隆選手(22)は、13日の巨人戦で史上2位タイの55号本塁打を放ってから、5試合ノーアーチと足踏みが続いている。

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 21日の中日戦は、第1打席に外角低めへ集められたボールを見極め四球で出塁すると、第2打席に相手先発の松葉貴大が投じたカーブを右安打とし逆転の足がかりを作った。

 しかし、6回一死二塁の第3打席は申告敬遠で勝負を避けられ、第4打席は根尾昂の前に見逃し三振。第5打席も森博人のカーブにタイミングを外され空振り三振に倒れた。

 55号を放ってからは、23打席に立ち15打数2安打の打率.133、8四球、6三振。たった5試合とはいえ、これまで驚異的な活躍を見せてきた村上に限れば“勢いが止まってしまったのか?”という見方もできてしまう。

 21日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、三冠王とシーズン本塁打記録に挑戦している村上の状態が話題に。

 番組に出演した野球解説者の岩本勉さんが「5試合連続でホームランが出ていない。村上にとっては結構長い期間だと思う。ヒットこそ1本出ているんですけど、らしくないなというシーンもいくつかあった」と切り出すと、同じく番組に出演した野村弘樹さんも「最終打席に左手を離したファウルがあったんですよ。いままでに空振りやファウルがあるなかで、あんなに左手が離れたファウルは見たことがない」と、森との対戦で見せた“らしくない”姿を指摘した。

 それでも、野手出身の球界OBである笘篠賢治さんは、投手OBである2人の指摘に「心配ないと思います」とキッパリ。

 笘篠さんは村上から“強引さ”が見えた点に言及しつつも、「根尾との対戦での見送り三振でも、ああいうところ(外角低めのストレート)を追いかけて打ちに行っていたらもっと崩れるんですよ。自分のストライクゾーンを振りにいくということはできていると思うので、(56号は)そのうち出ると思います」と村上の状態を分析。また、「今日の映像を見る限りは審判と相性があっていなかった。自分のストライクゾーンとちょっと違うような所があったんじゃないか」とも話した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/136c20bad8dc87afafff3bcaaa8e6139ea8b1aba