西武、巨人、オリックスで通算525本塁打を放った清原和博氏(55)が、竜ナインに〝村神様〟のメンタル習得指令を出した。

 23日は中日―巨人のラジオ中継のゲスト解説でバンテリンドームを訪問。ヤクルト・村上が日本選手最多となる56号本塁打に王手をかけていることについて「素直にすごいと思う。ヒットもかなり打つ」と敬意を表しつつも精神的なタフさを絶賛。「最後の勝負の分かれ目というのは、絶対に勝ってやる、打つぞという気持ちが大事になってくる。村上選手はホームラン打者でもあり、チームの中心でもあり、声もよく出すし、違う選手が打っても、すごく喜びも出す。そういうメンタル面の強さというのはすごく感じる。そのへんがドラゴンズの選手は弱いかなと思う」と中日野手陣に奮起を促した。

 さらに村上が7試合ノーアーチと当たりが止まっていることで「ここ最近、死球に苦しめられている。やっぱり2回当てられてから打撃を崩しているので、そのへんをドラゴンズもヒントにしてほしい」と指摘。中日はチーム本塁打数が61本で村上とは6本差に肉薄されており「村上選手にはここ(バンテリン)で何発打たれているのかな。7本? それが考えられない。そこはもっと厳しく攻めていかないといけない。殴られっ放しでは勝負の世界は負けるので。そういう厳しさというのを選手は感じてほしい」と投手陣にも注文をつけた。

 清原氏は「立浪監督がある限りはずっと応援していくつもりです」と今後も立浪竜の全面バックアップを誓ったが〝キヨ流ゲキ〟に竜ナインは応えたいところだ。

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