英国、1972年以来の大幅な減税-経済成長促す狙い

トラス英政権は1972年以来の大規模な減税を打ち出した。景気への長期的な効果を狙い、個人所得税と法人税の両方を引き下げる。

  クワーテング財務相はまた、不動産購入時の印紙税も削減。個人や企業が直面する光熱費の高騰に対し、今後6カ月間で600億ポンド(約9兆5400億円)を拠出して支援することを確認した。

  同財務相は23日の議会で「われわれは成長を優先させると約束した」と述べ、「新時代に合わせた新たなアプローチを約束した」と続けた。

  エコノミストらは、今回発表された一連の措置に伴う費用は英国の財政では賄いきれず、通貨危機を招く恐れがあると懸念する。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-09-23/RINOOPT0AFB601