第1管区海上保安本部は、今月17日に知床半島の先端付近で見つかった男性の遺体が、沈没した観光船の船長と確認されたと発表しました。

道警によるDNA鑑定で身元が確認されたのは、沈没した観光船「KAZUI」の船長、豊田徳幸さん(54)です。
遺体は今月17日、知床半島の先端付近にある啓吉湾の近くで、ボランティアで捜索していた羅臼町の漁師らが見つけました。
この周辺では、これまでに人の骨のような物が複数見つかっていて、道警がDNA鑑定を進めています。

4月の観光船沈没事故から23日で5カ月。これまでに19人の死亡が確認されましたが、いまだ7人の行方が分かっていません。