プロボクシングで50戦全勝という完璧なレコードを持つメイウェザーの世界的な知名度は文句なしに高い。では、朝倉のそれはどうか。世界中の選手の実力を階級別に査定してランキングを発表している『FIGHT MATRIX』で、朝倉はフェザー級の91位に名を連ねていた(2022年9月23日現在)。メイウェザーは朝倉をUFCファイターと勘違いしているふしもあるが、世界のランキングでは同階級内でギリギリ100位以内に入っているという立ち位置だ。

ちなみにフェザー級の1位はUFC同級王者でP4Pランキング1位のアレキサンダー・ボルカノフスキー。RIZINファイターをリサーチすると、クレベル・コイケが62位、牛久絢太郎が84位につけている。シビアな見方をすれば、朝倉を取り巻く熱は国内限定として見るべきだろう。円安が進む経済同様、日本格闘技の立ち位置は想像以上に厳しい。

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