毎年のように起こるのが事前に予想されていなかった選手のいわゆる“サプライズ”の1位指名だ。
昨年も松川虎生(ロッテ)と吉野創士(楽天)を最初の入札で1位指名として予想していたメディアは皆無だった。

大学生もリードオフマンタイプは多いものの、パワーのある内野手は少ないだけに、
多少粗削りでも高校生の内野手を思い切って1位にする球団が出てくることがあってもおかしくないだろう。

そうなると筆頭候補として挙げたいのがイヒネ・イツア(誉・遊撃手)だ。
両親がナイジェリア出身で、抜群の運動能力を誇る大型ショートである。
甲子園や東海大会の出場はなく、夏の愛知大会も2回戦で敗れているものの、
プロからの注目度は高く、多くのスカウトが視察に訪れている。
まだまだ攻守とも完成度は低いが、モノになった時のスケール感の大きさでは今年の高校生野手でも屈指だ。
大化けすれば、今までにはいないタイプのショートになる可能性を秘めた選手である。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f72333a5e4334541b8d0be1a19cad101fbd22fb9