8月上旬、日本ハムの新庄剛志監督のある発言が米球界関係者の間で波紋を呼んだ。メッツ傘下のマイナー、3Aシラキュースの加藤豪将(27)のドラフト指名に興味を示したからだ。

巨人と阪神の動向が気になる。巨人は坂本(勇人)の衰えが顕著で、来季は遊撃の定位置の保証はない。内野ならどこでも守れる加藤は補強ポイントに合致する。阪神は内野では二塁だけが固定できず、8月にはキャンプでも練習していなかった佐藤(輝明)が入ることさえあった。両球団の指名があっても驚かない」  特に巨人は今季、低迷を打破しようと、2年ぶりにFA補強に乗り出すことが必至の情勢だ。内野手は浅村栄斗(楽天)や外崎修汰(西武)と候補はいるものの去就は不透明。何よりチームは投手強化が最優先課題で、最大2枠しか使えないFA補強だけでは足りない。