>>539
ハゲニイの説教は覚醒イベントや

佑介 俺、今年の年明けの小倉で、丹内にけっこうきついこと言ったよな。あれね、せっかくここまできたし、大きいケガをしてダメになりかけた時期もあったから、ケガをしないでほしいなという気持ちもあって。

──なにがあったんですか?

佑介 何度か続けてレース中に丹内と絡むことがあったんですよ。

──ああ、危ないシーンがあった。

佑介 そうです。僕がローカルで乗るときは、年齢的にそこで乗っている若手もひっくるめて、自分が競馬を安全にまとめるくらいの気持ちで乗ってるんです。勝つことは当然大事だけど、そういう意識を持って乗らなきゃいけない年だと思っているので。

丹内 さすがに落ち込んで、あの日はマジで酒を飲み過ぎた。イカれるまで飲んだ(苦笑)。

佑介 自分がケガをするのを避けたいのはもちろんなんだけど、丹内の性格的に、人にケガをさせてもたぶんダメになっちゃうと思ったから。丹内自身、ケガで大変な思いをしているのにって、どうしてもその部分の意識に温度差を感じたんだよね。

──丹内さんは反論したんですか?

丹内 いえ、僕は反論するタイプではないので…。そのぶん、酒が進む、進む(笑)。あの日はメガレモンサワーを何杯飲んだか。終いには焼酎のロック。それで壊れた(笑)。