1975年セリーグ首位打者(広島・山本浩二、中日・井上弘昭)

1973年にトレードで広島から中日に移籍した井上は、 1975年にかつての同僚の山本浩二と首位打者を激しく争った。
僅差で首位打者に迫っていた10月19日の対広島最終戦では、広島バッテリーから
あらかじめ敬遠を警戒していた中日サイドは満塁時に代打で出場させたが広島サイドはお構いなし。
なんとプロ野球公式戦史上初の「満塁での敬遠四球」を受ける。
その2日後、シーズン最終戦で安打を1本でも打てば逆転で首位打者になれたが、最終打席で内角への際どい投球を死球と判定され、本人は必死で「当たっていない」と主張したが、判定は覆らず、惜しくもタイトル獲得はならなかった。


こういうの希望