「日本では球場につくと、何人もの人たちが『もっとこう変えろ』とか『こう直せ』って言ってくるんだ。それで僕は自分の良かった時の感覚を見失ってしまったんだ」

昨シーズンまで広島に在籍したケビン・クロンは、日本球界で結果を残せなかった理由を、新天地となる韓国のメディアでそう語った。

規格外の長打力を期待されたクロンだが、前半戦42試合で、打率.231、6本塁打、16打点と低迷。後半戦に至っては二軍生活を余儀なくされ、わずか1年で退団。その後、昨年12月に韓国のSSGランダースと契約を果たした男は、「自分が何者であるかを忘れてしまったというかね。異国の地で、相談相手もなく、1人で生きていくのは大変だった」と悔し気に日本時代を振り返っている。
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