大阪府警は28日、野球場の女子トイレに入ったとして7月に建造物侵入容疑で現行犯逮捕され、釈放された河内署交通課の山本直樹巡査部長(32)が、職務中に女性の個人情報の不正な照会を繰り返していたと明らかにした。府警は同日、停職3カ月の懲戒処分とし、山本巡査部長は依願退職した。

府警監察室によると、山本巡査部長は第2方面機動警ら隊に所属していた昨年4月以降、街中や利用した店舗で見かけた女性7人について、自転車の防犯登録番号や名札に書かれた名前から個人情報を照会。割り出した氏名や住所の一部をスマートフォンのメモアプリに保存していた。

山本巡査部長は「好みのタイプの女性が乗る自転車の防犯登録番号を見るなどした。名前や住所をコレクションして満足していた」と説明。ストーカー行為などに悪用されたケースは確認されなかった。

また、スマホからは駅で女性のスカート内を盗撮したとみられる動画4本も見つかった。田畑修治監察室長は「捜査の結果を踏まえて厳正に処分した。関係者、府民の皆さまに深くおわび申し上げる」などとコメントした。
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