試合前には西武松井ヘッドコーチや栗山と談笑していた。小学4年の時に千葉マリン(現ZOZOマリン)で始球式をした際に投げた相手が、後に日米通算2705安打を放った松井ヘッドだった。「その時は(松井)稼頭央さんも(近藤の存在を)知らなかったと思う。プロになって栗山さんに打撃を教わる中で、栗山さんと稼頭央さんが仲良いみたいで一緒に食事する機会もあった」と述懐する。

 とことん打撃を追求する姿は他球団の先輩たちにも認められていった。「バッティングを聞くとなったら、その2人」と、栗山や昨季限りで現役引退したソフトバンク長谷川打撃コーチの名前を挙げる。そんな熱意あふれる向上心で打撃技術を高め続けてきた11年間で、厳しいプロの世界でも確かな地位を築いてきた。
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