シェイクスピアのテンペスト

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物語の舞台はある孤島。プロスペロー(中心の杖を持つ男性)はかつてミラノ大公でしたが、弟とナポリ王の裏切りによって立場を奪われ、娘ミランダ(青いドレスの女性)とともに島流しにされ、怪物キャリバン(右端)が住むこの孤島に住み着いたのでした。

復讐に燃えるプロスペローは魔術の勉強に没頭し妖精エアリアル(空中で楽器を弾く妖精)を手懐けます。ある日、自分をナポリから追い出した弟たちが乗る船が島の近くを通ることを知ったプロスペローは、魔法で船を難破させ、復讐を開始します。

さらに同船していたファーディナンド王子(左の若い男性)と娘ミランダを恋に落ちさせ、二人の愛を試す試練を与えます。乗組員たちは魔術によって心身ともにぼろぼろにさせられます。彼らが苦しむ姿、若い二人の純粋な愛を見たプロスペローの心からは次第に憎しみが消えていきます。