スタジアムではインドネシアのプロサッカーリーグ、アレマ・クロノス対ペルセバヤ・スラバヤ戦が行われ、地元アレマが2―3で敗れた。警察によると、アレマは23年間、このスタジアムでペルセバヤに負けたことがなかった。
 試合には日本人選手2人が出場し、ペルセバヤの山本奨選手(25)が決勝ゴールを決めた。ペルセバヤの選手にけがはないという。アレマの山口廉史選手(30)は後半途中から出場した。
 観客は約4万人で、アレマのファンだけが入場を許されていた。このうち約3000人が試合後、グラウンドに入り込んだとみられている。AFP通信によると、地元警察高官は「1カ所に大勢が殺到し、身動きが取れないまま酸欠になった」と惨事の状況を説明した。犠牲者のうち34人はスタジアム内で死亡が確認されたという。