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当時のオルフェーヴルの鞍上に起用されたのは、飛ぶ鳥を落とす勢いで
欧州のトップジョッキーに登り詰めたクリストフ・スミヨン。追い切りに一度跨
ってオルフェーヴルの感触を確かめると、「気難しいと聞いていたけど、これ
ぐらいならなんの心配も要らない」と胸を張って言い放った。池江師は「今日
はたまたま行儀がよかっただけ。こんなもんじゃないんだ」とさらなる警戒を
求めたが、スミヨンは「誰が乗ると思っているんだい?」と、取り越し苦労を
逆にたしなめてきたという。