村上の手記抜粋

6連敗となった8月11日の広島戦後、選手だけでマツダスタジアムのブルペンに集まりました。選手の輪の前で哲さんが目に涙をためて「助けてください」と頭を下げました。あんな表情で、あんなことを言う姿は初めて見ました。

当時の哲さんはたしかに調子が良くなかった。でも、全員の前で頭を下げるのは簡単なことではありません。いろんな感情が巡りました。僕だって打てない時がある。どんな時も主将としてチームの中心で責任を背負う哲さんの存在は本当に偉大です。