門倉貴史

エコノミスト/経済評論家

日本では、ジャパンカップ(JC)と有馬記念の1着賞金が2022年から4億円に引き上げられた(それまでは3億円)。
 凱旋門賞の1着賞金が285万7千ユーロ(約4億540万円)なので、ほぼ同額となっている。
 凱旋門賞とジャパンカップ、有馬記念の賞金に差がなく、凱旋門賞では馬場や環境が異なる厳しいアウェーでのレースを強いられることを考慮すれば、日本勢は無理をして凱旋門賞に挑戦せず、ジャパンカップや有馬記念といったG1レースに特化したほうが経済合理的なレースの選択になるのではないか。

金じゃないんだよ門倉!