落合博満氏 令和初の22歳「3冠王」村上の凄さは「球場を90度に使ったということ」さらなる進化期待

動画冒頭で「村上選手、3冠王おめでとうございます!」と一礼した“昭和の3冠王”落合氏。続けて「ついにやりましたね」と大きくうなづいた。  

22歳の若き大砲が圧倒的存在感を見せ続けた記録ずくめのシーズン。「今年は最高のシーズンだったんじゃないんですか」と笑顔。今年の村上の一番凄かった点は「内、中、外、全てのボールをコンスタントにホームランにできたっていうところじゃないですかね。(球場を)90度に使ったということですよね」と、先輩アーチストならではの独特の言い回しで説明した。

球場をうまく使えるのは技術の部分の大きさなのか。落合氏は「まあ感覚の問題じゃないのかなと思う。技術を追いかけたらキリがないんでね。感覚的にそのボールをうまく要所、要所で捉えていたってことなんだろうと思いますけどね」とした。続けて「 だから調子悪ければ、ボール球振ってるでしょ。良い時っていうのは一発で仕留めているからね」とストライクをきっちり仕留めた部分が大きかったと分析した。  

スタッフから、安心して見られる存在になったか質問されると 「いや、まだそこまでは。安心して見られるバッターなんて一人もいないよ」と優しい笑顔。しかし、球界を代表するバッターになったか聞かれ「数字から見れば、そうでしょうね」と最大級の賛辞を送った。

最後に「今年の数字に満足せずに来年以降もっと高みを目指して頑張ってもらえればいいなと思います」と「昭和の3冠王」から「令和初の3冠王」へ熱いエールが送られた。
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