9年前に歴史を塗り替えたバレンティンには「ヤングボーイ」の愛称で目をかけられた。夏頃から助っ人の去就が取りざたされた19年。帰国2日前に唯一、食事に誘われたのが村上だった。焼き肉を前に「残ってよ」と懸命の残留要請を続けたが、首を縦に振ってくれない。別れを悟ったのか、残された時間を惜しむように真剣な野球談議が始まった。

「ボーイのポテンシャルはすごい。まるで25歳だ。アウトでも打点を稼ぐ打撃に徹しろ。100打点できる」。教えは生きている。
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