食品業界で有名なのは「モンドセレクション」。ベルギーの民間団体が審査しているが、実は応募数の約8割が日本からの出品。そのうち3分の2が金賞か最高金賞を受賞できてしまうという。
 フードアナリストの重盛高雄氏は、「モンドセレクション自体は、54年の歴史を持つ由緒正しい機関ですが、そもそも“商品が規格や表示通りの品質かどうか”を絶対評価で品評するものであって、ミシュランのような“おいしさの格付け”ではないんです」と語る。いわば消費生活センターの商品テストのようなものを、さも権威ある賞のように日本企業が利用しているのが本当のところなのだ。

迷惑じゃないのかな