総合格闘技(MMA)界で〝皇帝〟と称されるロシアのエメリヤーエンコ・ヒョードル(46)が、ウラジーミル・プーチン大統領が発した部分動員令によって「数百人が動員された」と衝撃の事実を明らかにした。

 ウクライナ侵攻の戦況が悪化する中でプーチン大統領が部分動員令を出したことで、スポーツ界からも有名アスリートが次々と招集されて物議を醸している。そうした中、ロシア総合格闘技連合(RMU)で要職を務めるヒョードルが同国の「Meta MMA ユーチューブチャンネル」のインタビューで「これまでのところ私のチームの選手は招集されていないが、RMUから選手が多く招集されています。数百人の選手が動員されている」と驚きの実態を告白した。

 これまで様々なスポーツから少数の動員は明らかになっているが、総合格闘技の選手はその〝戦闘力〟を買われてなのか大量に動員されていることが浮き彫りになった。

 ヒョードルは以前に招集を懸念して国外逃亡するロシア国民に批判的な言葉を口にしているが、自らに近いMMA選手たちの大量招集には動揺を隠せないようだ。

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