今季は3年目の石川昂が三塁でプロ初開幕スタメン起用され、高橋周は本職の三塁から二塁へコンバートされた。しかし、石川昂が5月に左ヒザ前十字靭帯(じんたい)不全損傷で離脱したため、再び三塁に戻りながらも遊撃や二塁に就いたりと流動的だった。

 そこで指揮官は宮崎では「基本、サードでやらせる。サードはうまいんでね。セカンドはチーム状況もあってやらせたが、サードもまた競争になる」と言及。来季について「セカンドになる可能性はない。セカンド、ショートは守備範囲を含めて動ける選手を何とかつくっていきたい」と三塁一本で勝負させる方針だ。

 来季もチームに残留することが確実視される高橋周だが、再建手術を受けて来季中の復帰を目指す石川昂らとの三塁レギュラー争いは必至。中日で再び正三塁手として輝きを取り戻せるか。