次回、10月16日(日)放送の ザ・ノンフィクションは

人力車に魅せられて2 〜夢と涙の軽井沢物語〜

東京・浅草で、人力車に夢を乗せて街を駆ける若者たち。

浅草観光の名物とも言える「人力車」。
10社以上がしのぎを削る中で、赤いはんてんがトレードマークの「東京力車」は、SNSを駆使した発信を続けるなど、今や女性俥夫の数は浅草一。
その門をたたく若者も多い。

そんな研修生の中で最年長のアツシ(当時30歳)は、10カ月で13回の卒業検定を受けるも、俥夫になることはかなわず、浅草を去っていった…

その模様を描いた2022年7月の放送直後に、フジテレビに掛かってきた1本の電話。
放送でアツシの姿を見た、長野・軽井沢の人力車会社の社長からだった。
「まだ、やる気があるならぜひ、うちで働かないか」。
その知らせを聞いたアツシは、すぐに軽井沢へ向かった。
もう二度と追うことはないと思っていたアツシの夢が、再び動き始めた。

心機一転、新たな街で俥夫になるための研修を始めたアツシだが、軽井沢には、浅草とは異なる厳しさが待ち受けていた。
避暑地として軽井沢が賑わう夏限定の雇用。
そのためには、1週間の研修で俥夫にならなければならない。
アツシにとって初めての軽井沢で、観光ガイドの知識を一から覚える必要があった。
浅草にはない坂道や舗装されていない段差のある道、信号機のない道を行き交う車…
2カ月ぶりに人力車を引くアツシは、この街で、念願の俥夫になれることはできるのか…



またアツシやんけ