西武・辻発彦監督が9日のCS第1ステージ・ソフトバンク戦(ペイペイドーム)の試合後、今季限りで退任することを球団が発表した。
2連敗したことでCS最終ステージ進出への道が断たれた辻監督は「ちょっと寂しい気はします。この年までユニホームを着させてもらって本当に幸せでした。やっぱり野球は楽しい」とコメントした。

17年から指揮を執る辻監督は現在の主力選手となっている山川、外崎、源田を起用して育て上げ、就任1年目でチームを3年連続Bクラスから2位へ引き上げると18年、19年は強力打線を前面に押し出して2年連続リーグ優勝。浅村、秋山といった中軸打者が移籍しても臨機応変な選手起用でやりくりし、在任6年間で2位―1位―1位―3位―6位―3位とAクラスに5度、3度のCS進出と安定した成績を残した。