>>878
岩淵司令官が直率する中部隊の海軍第2大隊から出されたと思われる命令に、「比島人を殺すのは極力一ヶ所に纏め弾薬と労力を省く如く処分せよ 死体処理うるさきを以て焼却予定家屋爆破家屋に集め或は川に突き落とすべし」という内容が含まれており、
フィリピンの民間人殺害が組織的に計画されていたことがわかっています。
数十人から数百人規模の大規模な虐殺も、上記命令が出た後の9日ごろから頻発するようになりました。
このような命令が出た背景には、日本軍による住民敵視があります。
日本軍の被害妄想に満ちた住民敵視は毎度のことですが、この時も住民が通敵行為を行っており、また、マニラ市内にゲリラがまぎれ米軍と呼応して日本軍に攻撃を仕掛けているなどと認識していたようです。
もちろん、日本軍がこのような認識を持っていようが、それで幼児を含む住民を見境なしに虐殺するなんてのは、とても正当化できる行為ではありません。