阪神が20日のドラフト会議で高松商・浅野翔吾外野手(17)を1位指名の最有力としていることが9日、分かった。
左から右への浜風が吹く甲子園を本拠地とする球団にとって、右の強打者の育成は永遠のテーマ。
身長170センチと小柄ながら高校通算68本塁打で、50メートル走5秒9と抜群の身体能力を持つ男は求めるイメージにぴったりだ。
現在、右打者の中心選手は27歳の大山のみで、近い将来の主役候補として注目する。

この日はスカウトらが香川・高松市内の同高を訪れ、本人と面談。
2025年に兵庫・尼崎市に移転する2軍の新施設などについて説明した。練習環境や寮生活の充実ぶりを伝えられ、
浅野は「とてもいいなと思いました」と興味津々。2年目で主軸を担う佐藤輝にも「なんであんなに(打球が)飛ぶのか」と憧れた。

既に巨人が指名を公表するなど競合は確実。次期監督に内定している岡田彰布氏の意向を踏まえ、
最終決定はドラフト直前とみられるが、今夏の聖地で3本塁打を放った甲子園のスターは文句なしの素材だ。
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