3連休明けの国会は、一部を除いてほぼ1週間の「開店休業」状態に入る。

 衆参両院予算委員会の審議が始まるのは17日からの予定で、序盤から足踏みする異例の展開だ。
国会運営の司令塔である自民党の高木毅国対委員長の指導力を不安視する声が与党内には広がっており、早くも会期延長が取り沙汰される事態になっている。

【国会議員情報】高木 毅(たかぎ つよし)氏

 高木氏は7日夜、東京都内の焼き肉店で岸田文雄首相や国対幹部らと夕食を共にした。
首相が「国会運営をよろしく」と声を掛けると、高木氏はいつものように座を盛り上げ、会食は楽しげな雰囲気に包まれた。
しかし、国会に目を向けると、とても余裕でいられる状況ではない。

 各党代表質問が7日で終了し、本来なら間を置かずに予算委の基本的質疑に移る。
だが、タイミングが悪いことに、鈴木俊一財務相が国際会議出席で訪米するため11日から予算委は開かれず、1週間の空白が生じる。
審議の遅れは政府が成立を目指す各種法案、2022年度第2次補正予算案の処理を圧迫する。

https://news.yahoo.co.jp/articles/65418637d1ad1a3ec3023683a3823f4cd4b8d990