マラソン大会で誘導ミス 小学生を倍以上の距離走らせる 東京

 東京都中央区で10日、「スポーツの日」に合わせて開かれた区民マラソン大会で、2キロのコースを走ることになっていた小学生参加者のうち5、6年生の男女約130人が誘導スタッフのミスで倍以上の4・5キロを走らされるアクシデントがあった。区は同日、ミスを認めてホームページで謝罪した。

 大会は区や区体育協会などでつくる実行委員会が主催。区内の「月島運動場」と周辺の公道を使い、小学生から大人までの各部とファミリーの部に分かれ、順次スタートする形で行われた。

 小学生参加者は全学年が約2キロのコースを走る予定だったが、誘導スタッフが5、6年生について、スタート地点の運動場から出た後に「中学生以上」(全5キロ)のコースに誘導してしまったという。その結果、小学5、6年生は運動場内の走行距離を含めて4・5キロを走ることになった。

 区スポーツ課によると、前日の9日に雨が降った影響で、10日朝にコースの一部を変更したことに関して誘導スタッフ側に混乱が生じ、誤誘導につながったという。マラソン終了後の表彰式は5、6年生についても、暫定的に上位者について行った。競技中に体調不良を訴えた参加者が1人いたが、5、6年生かどうかは不明としている。