「乳児は、目や口がダイナミックに動く表情を目にしながら、喜びや怒りなど相手の感情を理解する能力を発達させていきます。

また、『いい子だね」などと相手が口から発する音声とそれにともなう口の動きの視覚情報を統合しながら、言語を獲得していきます。相手の表情を理解し、その表情や音声をまねすることで、相手の心を想像する心、共感する心などを発達させていく時期です」(明和先生)

マスク着用が当たり前となった今、乳児は、こうした学びの機会を得にくくなっているのです。