“新天地(しんてんち)”。その正式名称は、「新天地イエス教証しの幕屋聖殿(あかしのまくやせいでん)」という韓国の新興宗教団体です。拠点はソウルから車で1時間半あまりの京畿道(キョンギドウ)・加平(カピョン)にあります。

記者
「あちらですね。湖のほとりに建っている大きな白い建物が、“新天地”の教祖が住むとされる施設です」

“新天地”の教祖は、李萬煕(イ・マンヒ)総裁、91歳。今年8月、韓国の最高裁で教団の資金5億円あまりを横領した罪で執行猶予付きの有罪判決が確定しています。また、“新天地”は別の民事訴訟の判決でも所属と身分を隠して布教をする行為について、「社会的・倫理的に非難を受ける行為」だと不法性が認定されています。