クレイトン・カーショウ(ロサンゼルス・ドジャース)は、他の球団に在籍したことがない。
2006年のドラフトで、ドジャースから全体7位指名を受けて入団。その後、延長契約を
3度交わし、昨シーズンが終わるまでは、FAになったこともなかった。昨オフ、初めてFA
市場に出たカーショウは、3月に1年1700万ドルの契約でドジャースへ戻った。
 
現在の年齢は34歳だ。来年3月に誕生日を迎える。今のところは、引退するよりも、
投げ続ける気持ちのほうが強いようだ。ロサンゼルス・タイムズの
ディラン・ヘルナンデスによると、最近、カーショウはそう語ったという。
 
ここ2年とも、カーショウは、故障者リストに2度ずつ入っている。昨シーズンは、7月から
2ヵ月以上にわたって離脱し、一度は復帰したものの、ポストシーズンで投げることは
できなかった。今シーズンは、2度とも、復帰まで1ヵ月かかっている。

故障が多いとはいえ、まだ十分に通用する。おそらく、ドジャースは再契約を申し出る
だろう。
 
カーショウが別の球団と契約を交わすとすれば、昨オフも噂が出ていたとおり、
テキサス・レンジャーズ以外は考えにくい。カーショウは、レンジャーズが本拠を構える、
アーリントンの近くで生まれ育った。そして、カーショウの家族は、そこに住んでいる。
ドジャースからレンジャーズへ移れば、カーショウがシーズン中に家族と過ごす時間は
増える。

レンジャーズの665得点はリーグ5位ながら、防御率4.21はリーグ・ワースト4位だ。
先発防御率4.65は、リーグで2番目に高い。