プロ野球ドラフト会議が20日に行われる。石川県内の高校・大学のプロ志望届提出者では
高校通算53本塁打の日本航空石川高・内藤鵬内野手の評価が高く、上位指名が有力視される。

180センチ・100キロの内藤選手の魅力は圧倒的なパワーだ。スイングスピードは最高160キロで、これはプロ球団の主砲クラス。
三振の少ない柔軟な打撃も兼ねそろえ、「3位までに指名される」(パ・リーグ球団スカウト)との見方が大きい。

中村隆監督から「プロの夢をかなえさせてやる」と口説かれ、故郷を離れて3年。
内藤選手は「監督の言葉を信じてやってきてよかった」と感謝する。
中国籍の両親を持ち、中学では地元愛知のクラブで全国2位に貢献。
中村監督は「当時からバットスイングは群を抜いていた」と明かし「質の高い練習を継続できる才能を持っている」と評する。

桁違いの飛距離のため練習で紛失したボールは数え切れない。
内藤選手は「プロ入りしたらボール5千個を寄付します。試合より緊張するけど、どの球団でも行く。
長く活躍し、愛され、目標にされる選手になりたい」と力を込めた。