DeNAが、今秋のドラフト候補として、ダイヤモンドバックス傘下のマイナーに所属していた吉川峻平投手をリストアップしていることが11日、分かった。

19年に渡米し、21年にはメジャーへの登竜門といわれる「アリゾナフォールリーグ」に参加するなど期待されたが、
今年3月に自由契約となり、米独立リーグでプレーした。

社会人野球のパナソニックでプレーした18年に、ドラフト上位候補と注目された。
188センチの長身からキレのあるボールを投げ、ポテンシャルの高さは魅力にあふれたが、
同年にダイヤモンドバックスとマイナー契約。これが規定違反とされ、
日本野球連盟から登録資格剥奪の処分を受け、パナソニックを退社し、米国でのプレーを選択した。

球界関係者によれば、DeNAは吉川の動向に注視しながら、帰国後は投球などもチェックした模様。
指名については、20日に開催されるドラフト会議当日の状況を見極めながら、判断するとみられる。

チーム防御率はリーグ最下位だった昨季の4・15から、今季は同3位の3・48と向上したが、
即戦力投手の補強はチーム強化に不可欠。決断に注目が集まる。