人工培養した人の脳が「Pong」をプレイ。AIよりも早い上達を見せる

 ペトリ皿の上で人間の脳細胞を約80万個にまで培養した「DishBrain」に、科学者が原始的なゲーム『Pong』をプレイさせることに成功したと、査読付き科学ジャーナルNeuronに発表しました。

 外してミスになるとランダムな電気刺激を加えるようにしました。これで、この脳細胞はパドルでボールを追いかけて打ち返そうとするようになったとのことです。

 研究者らは、今後の研究では脳細胞にアルコールやなんらかの薬を与えてPongをプレイさせた場合、そのプレイ能力にどう影響を及ぼすか(要するに酔っ払ってゲームが下手になったりするのか)を調べ、
将来的に人工脳が人の脳のかわりとして効果的に使えるようになるかを検証したいとしました。

https://i.imgur.com/uu008tF.jpg