28歳“ドラフト候補”臼井浩。なぜ154キロ右腕は大卒入社6年目でプロを目指そうと思ったのか?

10月8日、ヤクルトとの練習試合(神宮)では3回無失点と、あらためて素材の良さを披露。13日もネット裏には複数の球団が最終視察に訪れた。
スピードガンを手に目を光らせた日本ハム・坂本晃一スカウトは言う。 「完成度では、アマチュアトップレベル。周りが見え、緩急が使え、ボールの出し入れができ、引き出しも多く、申し分ない。先発、中継ぎもできる。あとはプロの世界でのコンディショニング、年間143試合という中で順応できるかが、ポイントになると思います」  
臼井の下には、プロ球団からの調査書も届いているという。28歳のラストチャンス。静かに「運命の日」を待つ。