「欲ゼロ」投球で相手打線を手玉に取った。

中日先発の鈴木博志投手は7イニングを2安打1失点。
持ち味の打たせて取る投球で、6回までは無安打投球だった。 力感ない投球が身に付いてきた。

「キャッチボールからいい意味で力を抜くことができていて、そのまま試合でも、いい感覚を出せています」。

9月15日のウエスタン・リーグ、オリックス戦(杉本商事BS)で先発した試合からつかんだ新感覚を継続できているという。
気持ちの面でも
「今までは速いボールを投げたいとかいろんな欲があったんですけど、今はそういうのゼロです。楽しんで投げられています」
と無欲のピッチングが実を結んでいる。

片岡篤史2軍監督も
「ここ数試合は今までとは全く違う。
力がだいぶ抜けるようになって、150が出なくても147、8キロで抑えられている。何とか自分のものにしてほしいね」と評価した。