■全国弁連はフェードアウトを懸念

 政府が解散命令の請求を拒否する代わりに、検討会の提言に乗っかりそうな意図、狙いは何か。全国弁連の弁護士たちは一様にこの動きをいぶかる。
そのひとり、代表世話人の山口広弁護士は「急きょ、提言を公表することが決まったそうで、正直、心配しています」と、こう続ける。

「質問権を行使したところで統一教会に時間稼ぎされ、回答が返ってくる頃には世間の関心が薄れてしまうのを懸念しています。
岸田首相なり河野大臣が一言、『宗教法人の解散をやれよ』と言えば済む話です。調査するといっても、何も出てこないと思います。
統一教会はこれまでの会見で話したようなことしか、言わないでしょう。統一教会が主張する誤りを指摘し、攻撃できる証拠がどれだけあるか。裁判で明らかにすべきです。
学者や宗教法人の立場を守れという宗教界の幹部が文化庁の宗教法人審議会で議論したところで、問題は解決しません。
ましてや統一教会の実態を知らず、わずか8人だけの文化庁宗務課の職員に何がどこまでできるか、本当に心配してます」

 17、18日には衆議院予算委員会が開かれ、岸田首相への質疑が行われる。
まさか、そのタイミングに合わせて岸田首相は「調査」を指示し、「やってる感」を演出するつもりじゃないだろうな。
https://news.yahoo.co.jp/articles/93aae1198ba333542e0b1868269f7725e9f7986c

あかんな