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インタビュアー「広島戦を試合を振り返ってください 」

中村憲剛「広島のプレスは、鳥栖とは同じ4-4-2システムでも全然違う。2トップと中盤の一人が出てくるので、こっちが後ろ3枚でボールを回しても同数になって、息ができない状態になる。それなら自分がヘルプにいったほうがいい。自分が落ちたら、相手のボランチがくっついてくるが、そうするとバイタルが空く。そこでユウ(小林悠)にも何度かボールが入ったし、自分が落ちて5枚まで回すと、相手の届かないところが出てきた。向こうのボランチも、自分についていくことを言われていたと思う。

後半は届かないところを作って、押し込む。そっちのほうが手ごたえがあった。相手も2トップともう一人では届かなくなってきた。自分が落ちてそれにボランチがついていくとアベちゃん(阿部浩之)とアキ(家長昭博)が背中をつけた。そこでサイドの二人を中に入れさせて、エウソン(エウシーニョ)とノボリ(登里享平)に高い位置を取らせる。それで2点取ったのは偶然じゃないと思う。相手はエウソンの攻撃が気になるから、柏選手を外して稲垣選手にして、吉野選手を入れて自分につかせた。これで相手のカウンターが消えた。

経験値を増やしながら、今日は勝てた。負けたら終わりだった。だから次が大事になる。これからも勝点3を積み上げないと、意味がない。」