千葉サロンは簡潔に言うと「役者や若手の監督が横暴な業界の権力に対抗するために生まれた組織」です。やで

もともとアイナナの世界の中で芸能界の事務所として名を挙げていたのは「星影芸能」と「ツクモプロダクション」の二つになります。やで
八乙女事務所の社長である宗介も、小鳥遊事務所の社長である音晴も、その妻も「ツクモプロダクション」で働いておりました。それくらいに大きく権力を握った事務所がツクモプロダクションで、それと似たような権力で対抗していたのが「星影芸能」です。やで
そんな中、売れるには「星影芸能」「ツクモプロダクション」のどちらかに気に入られなければ世には出られないという中で「事務所の所属者」として大きな権力を持っていたのが大和のお父さんである「千葉志津雄」になります。んや

「千葉志津雄」は「星影芸能」のいわば「売れ株」であるため、「ツクモプロダクション」からしても大きな権力者でありでした。や


そんな中、「不器用」だけれど「愛情を持っている」という人間性である「千葉志津雄」は「若手たちを売り出してやりたい」という気持ちから、
「若手たち(権力のない人)のよくない噂」を消すことに権力を振るったり「若手たち」や「大御所」を自分の仲間にすることで 事務所が気にくわないことをした時に「反発できる勢力」を集めました。それが「千葉サロン」です。なんや

「千葉サロン」とはいわば 事務所と同じような働きをしている団体であって「利害が一致した仲間」を集めた団体なので裏切り行為は絶対に許されません。んやで
そのため、例えばの話 「全員でその事務所の意向は無視してやろう!」「みんなで事務所を脱退してやろうと社長を脅そう」「嘘の噂をみんなでテレビで話そう」とできるのです。や
「恩義」による「利害」によって一致団結した団体であるので下手すれば事務所を壊せてしまう力を持っています。や

それだけ聞くと怖い勢力のようにも思えますが、それと同時に「誰かを守る力」もあるため、若手や大御所が「千葉サロン」に好意的に寄り付いて大きな団体になっていきます。やで
千葉サロンの一員になれば「悪いゴシップ記事」というのが世間に上がってもみんなは口を揃えて「それは嘘だ」と言ってくれる。んやで
それが千葉サロンなので、皆は千葉サロンに入って身を守ってもらおうとするのです。や

また、「千葉サロン」と呼ばれた団体が主に活動する場所が大和の実家でした。や
千葉志津雄には「朝宮巴」という本当の妻がおり、世間もそれを信じてやまなかったのですが、千葉志津雄は愛人を作り子供(大和)を授かっていたのです。や
そのため、「世間からバレない団体」として愛人宅(大和の実家)で千葉サロンと呼ばれる団体を作っていました。や
この点においては正しくいうと「千葉志津雄が千葉サロンを作っていた」というよりも、「千葉サロンに入れば千葉志津雄が守ってくれる」と
考える人が増えたので「千葉志津雄に気に入ってもらえるように」と働きかける者が多くなり、自然と「団体」になっていき、いつの間にか「千葉サロン」と呼ばれるようになったのです。や
初めはただの「千葉志津雄のお気に入りの若手を育てる場所」であり、その後「千葉志津雄に媚を売ろうとする者が集まる場」になり、やがて「千葉志津雄の側にいれば身を守ってもらえる」と考える人が増えただけです。その成り行きによって「団体」となりました。やで
良い点として、「人を守れる団体」ですが、悪点として「何か悪いことをやらかしてもみんなが隠してくれる団体」なので、「嘘だらけの団体」として大和は嫌っています(恥だと思っている。)んや
また、月雲も「事務所に反発してくる攻撃的な存在」だと認識しているので「思い通りにならないように仕向けてくる団体」だと嫌悪しています。んや

余談
「千葉志津雄に気に入られた人物」は本来「恩義」によって千葉サロンという団体に加わるのですが、「Re:valeの千」は千葉志津雄に気に入られて大金や様々なプレゼントをもらっていながらも、好意を真に受けないサバサバした人間なので団体に関与は全くしていません。やで
その代わり「金をもらうため」に千葉志津雄の元で個人的にアルバイトをしていました。(千葉志津雄は千を可愛がっていたため、微笑ましく金を与えていた。)やで