広島が、今季阪神でバッテリーコーチを務めた藤井彰人氏(46)を来季の1軍コーチとして招聘(しょうへい)していることが16日、分かった。球団はヘッド格を予定しており、新任の新井監督を支える参謀役として見込む。

<写真グラフ>うれしいです新井さん

 今季限りで河田ヘッドコーチが退団。球団は新井監督が戦術面や選手起用を深く話し合えるコーチの人選を進めた。藤井氏は新井監督が推薦。同学年で2011~14年は阪神でともにプレー。グラウンド外でもよく話をする間柄で、野球観も一致しているという。

 藤井氏は1999年、近大からドラフト2位で近鉄入団。05年から楽天でプレーし、06年からは野村克也監督(当時)の下、データ分析や配球を学んだ。15年に阪神で引退。1073試合、565安打、10本塁打、打率2割3分6厘。19年から阪神の1軍バッテリーコーチを務め、今季限りで退団した。

 藤井氏には捕手出身の知識と明るい性格を生かし、野手、投手の両方でのマネジメントが求められる。広島は正捕手会沢の成績が下降気味で、捕手に再挑戦する坂倉ら若手育成の仕事も託される。その他の1、2軍のコーチ陣については、球団は11月上旬の秋季キャンプをめどに固める。

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