ヤクルトが20日のドラフト会議に向けて沖縄大の仲地礼亜投手を上位指名候補としてリストアップしていることが16日、分かった。
最速151キロの即戦力右腕で、ドラフト制以降で沖縄県の大学からプロ入りとなれば史上初となる。

仲地は伸びのある直球にスライダー、カーブなど多彩な変化球を操る右腕。
嘉手納時代に甲子園出場はないが昨年6月の全日本大学選手権の名城大戦で8回1失点、8奪三振の好投で一気に注目を集めた。
5月に熊本で開催された九州地区大会には12球団のスカウトが集結。
宮崎産業経営大を相手に序盤に失点も、そこから修正して9回4失点にまとめる投球を披露した。

今月6日に鹿児島で行われた九州地区大会・準々決勝で1失点完投した鹿児島大戦を視察したヤクルト・小川GMは
「右打者の内角にしっかりと投げられる制球力があり、まとまっている」と評価。
同・橿渕スカウトグループデスクも「球も速いし、スライダーやフォークなど変化球のバランスもいい。
潜在能力が高く伸びしろもある」と将来性も含め期待する。