ひるおび 八代弁護士「不毛な議論」

元裁判官八代弁護士「昨日の議論、長妻議員と岸田総理の議論、法律家として立法の最高府で法律論でズレた議論が交わされているのが凄く残念に感じていました。
民法上の不法行為を含むか含まないかという様な不毛な議論がされていましたけども、民法上、例えばその刑法上の犯罪に触れるような事、
例えば旧統一教会の霊感商法に関して言うと、不安を煽ったり強要であったり恐喝であったり脅迫であったりっていうのが直接問題になりますよね。
信者間のお金の使い込みですと横領とかそういったものが問題になる訳ですよね、配偶者のお金を勝手に引き出して献金するとか、それに教会が関与しているかどうか、
そういった部分に関しては刑法上の犯罪は全て民事上不法行為なんです。
ですから民事上の不法行為を含むか含まないかというのは非常に不毛な議論で、民事上の不法行為であるものを刑事上、警察が立件するかどうかが初めて刑事犯になるものであって
別にその警察という公的機関が立件するかどうかというのは警察の裁量によるものですから、それによって左右されるというのはおかしな話なんですね。」