「平成の怪物」に憧れ

 バックネット裏からでも、捕手のミットに収まる音やスピード感で、直球の力強さが伝わってくる。今季だけで球速は6キロアップし、最速152キロに到達した。横手投げから投じるボールの軌道は、浮き上がるかのようにも見える。

 日本製紙石巻の右腕・宮内春輝投手(26)の一皮むけた直球はスカウトの目に留まり、大卒4年目にしてドラフト候補に名を連ねる。「やっと手応えがあります。年齢的にもラストチャンスかな」。憧れのプロ入りに望みをつなぐ。

 野球に興味を持ったのは小学2年の頃。きっかけは、プリンスホテル(廃部)で社会人野球の選手だった親戚に連れられ、プロ野球・西武の試合を観戦したことだ。当時の絶対的エースだった松坂大輔さんの豪速球に目を奪われ、「平成の怪物」に憧れた。
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今年急に伸びたらしい