徳島県徳島市出身。
 中山 晶量(なかやま・てるかず)投手。
 生光学園中学校時代はヤングリーグ所属の硬式野球部でプレー。

 鳴門高校では1年時夏の県大会から公式戦に出場。
 1年生ながら全5戦中4試合に救援で起用され、計7回5安打、3K3失点の力投で3連覇を飾る。
 決勝戦・渦潮戦(6‐5逃げ切り勝ち)で、最速138㌔、2回0封の好救援を披露。
 8回裏0死1塁のピンチから2番手で登板し、1死満塁としながらも無失点で凌ぐ粘投をみせた。
 甲子園初戦2回戦で近江高と対戦し、0対8の7回裏から救援で全国デビュー。
 制球にバラツキをみせながらも2回を無安打無失点(最速139㌔)に抑える力投を演じている。
 続く1年生の秋の県大会1回戦・つるぎ高戦で5回11Kノーヒットノーランを記録。
 一冬を越して自己最速を143㌔まで伸ばし、2年時春初戦・城ノ内戦で7回0封をマークした。
 2年生の6月に最速146㌔を計測するも、夏の甲子園は目立てず初戦で敗退。
 その後、肘痛もあってコンディションを崩し、2年時秋以降の3大会には外野手として出場した。
 3年連続出場となった3年時夏の甲子園で13年以来3年ぶりとなる8強を達成。
 6番・右翼手を任された3回戦・盛岡大付属戦で外直球を左中間に放りこむ2ランを放っている。
 同学年のチームメイトに主戦・河野竜生(日本ハム19年1位)ら。

 明大では2年生の秋の立大2回戦でリーグ戦デビュー。
 同点の10回表1死2・3塁から救援として登板し、サヨナラを呼ぶ0.2回0封救援で白星を収めた。
 リーグ通算4試合、1勝1敗、5回、2奪三振、防御率0.00。

 徳島インディゴソックスでは1年目からリーグ戦に出場。
 主に救援で12試合(先2)、計24.1回に登板し、最終戦・愛媛戦で8‐2初完投初勝利を収める。
 2年目22年のリーグ戦で規定回を投げ、4勝4敗3S、防2.73(9位)で十傑入り。
 22試合(先9)69.1イニングの登板で67Kを奪い、救援を務めた8/12の愛媛戦で150㌔を出した。
 通算34試合、5勝5敗3S、93.2回、84奪三振、防御率3.46。

 188cm90kg、恵まれた体格の最速150㌔本格派右腕。
 セットポジションから始動して溜めて重心を下げ、後ろ深めに右ヒジを柔らかく使った腕の振りから
 投げ下ろす最速150㌔、常時140㌔前半から後半(救援)の角度ある真っ直ぐと、
 120㌔弱から120㌔台の縦スラ、130㌔弱から130㌔台のスプリット、120㌔台のチェンジアップ。
 思い切り良い腕の振りから投じる直球が武器。縦スラ、スプリットで空振りを奪う。
 将来性が魅力の大型投手。大学4年生の9月に行われたオープン戦で最速150㌔をマークした。
 制球にはバラツキが残る。奪三振率8.07、四死球率2.59。